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ローンのアプルーバルレターに関するトラブル
私は、不動産の仕事をしながら、ローンの仕事もしています。
両方いっぺんにすることもあれば、片方だけを担当することもありますが、
ローンの仕事は、すごく神経を使います。
準備をきっちりしていないと、あとでローンを取れなくなる可能性があるからです。
そんなわけで、私は確実にローンが取れるとわかるまでは、
プリアプルーブの証明は発行しません。
石橋を叩いて渡る方針です。
私のプリアプルーブは、限りなく「アプルーブ」に近く、
即レター発行とはならないのが、面倒な点ですが
審査後は、まず、ローンを取れなくなる可能性ってのはありません。
ただし、最近の話なんですが、こんなことがありましたので
これから、不動産の購入をお考えの方は、ご注意下さい。
頭金25%で私からローンのアプルーブを取っていたバイヤーが
25%でなく、20%の頭金で、某不動産エージェントと物件購入のオファーを出して、
無事にアクセプトされました。
それは嬉しいことなんですが、
エスクロー最後の最後の段階で、毎月の住居にかかる支払額の割合が多すぎる、と
銀行からローンのファンドに待ったがかかりました。
そもそも、
25%の頭金ということは、ローン額は物件の価格の75%。
それを頭金20%に減らすということは、ローン額が5%増えるということです。
つまり、毎月の支払額が多くなるのですが、
今回のバイヤーのように、可能なバジェットぎりぎり一杯の価格の物件を購入する場合
この5%の違いが、あとで、とんだ問題になるということを理解しなくてはいけません。
プリアプルーバルレターにあるのと違う内容で、しかも頭金を減らして
オファーを入れるのは、とても危険です。
オファーを入れる段階で、不動産エージェントがローン担当者に連絡をし、
確認する必要があります。
今回のバイヤーの場合は、毎月の住居費用の割合が、
銀行の許可する最大パーセンテージよりも
50ドルオーバーだということで、待ったがかかったのですが、
最後にポイントをもっと入れて、レートを下げる方法
クレジットカードの借金をペイオフして、毎月の支出額を減らす方法、
この両方を実行することで、なんとかこの件はクリアし
最終的にはローンが降りました。
が、
最後に慌てないためにも、不動産エージェントには
オファーを入れる段階で、ローン担当者に連絡を入れて、
頭金やその他、オファーの再確認をすることを強くおすすめします。
っていうか、いったい、なんの為のプリアプルーブだと思ってるのでしょうか?
数字が変わると、状況も変わるということを理解する必要があると思います。
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